読書楽しんでますか?白子です。
彼に「白子はブレるからあかん」と言われ続け、わたしは「ふん」と思っていました…が、自分でもブレているのかもと思ったので、試しに読んでみました。結論を先に言いますと、本当に読んで良かったです。
メンタル・トレーニングの第一人者が明かす 一生ブレない自分のつくり方
価値基準は誰にでも持てる
スポーツドクターとして、たくさんのトップアスリートにメンタルトレーニングを教えている辻秀一先生の本です。
この本からは、辻先生のやさしい人柄がにじみ出ていました。でも、こんな辻先生でもメンタルを鍛えているのですから、特にスポーツやそれに変わるものをしてこなかったわたしには、すぐにできるものでは…と思いながら読んでいましたが、そうじゃありませんでした。
価値基準とは?
「今までにスッと腑に落ちたこと」「今までに自分が気持ちいいと感じたこと」を覚えておいて他のことにも生かす、そしてこれを繰り返す。そしてまた新たに経験したことを付け加え、同じ気持ちになった行動を繰り返していく。それが価値基準になっていくんだ、と解釈しました。
だから価値基準は人によってまったく違うのであり、正解はない、と書かれています。
辻秀一先生の価値基準の一例
詳しくは本を読んでみてほしいのですが、たとえば先生はこの本の中で、「なぜ」の前に「何」をするかを考えるようにしている、と書いています。
これは海外ドラマのワンシーンでよく見るのですが、なにかトラブルが起きたときに、「なんでこうなったんだ!」というよりは、「じゃあ私たちこれからどうする?」「じゃあ今できることは何?」という展開が多いです。
これを見ていて外国人ってすごく合理的だなーと思っていましたが、確かにこの方が行動が早くなる。「なんでこんなことが起こったんだ!なぜだ?」と考えるのは後でもいい。今することは「どう行動するか」という方がよっぽど大事だということ。
わたしの価値基準を考えてみた
わたしが「何かうまくいっているな~」「気持ちが落ち着くな~」と感じるのは、恥ずかしながら仕事のときだけです。
・何があっても、たんたんと仕事をする
・ゆっくり行動する
・マイナスのことは言わないようにするか、口数をすくなくする
・誰かの役に立つことを、自分のできる範囲でする
・落ち着いているフリをする
など。他にも細かくたくさんあります。
これらは自分が長い年月をかけて習得していったもので、明らかに効果が出ているもの。でもこれらは、別に仕事だけで通用するものでもなかったんです。この本にもあるように、答えは自分の中にありました。
他で応用するにはトレーニングが必要
今まで分かったつもりでいましたが、私生活ではいまのところ全く生かせていません。別の世界で応用するには、新たに反復トレーニングが必要なのだと思います。
そう簡単には習得できないかもしれませんが、これからは意識したいと思います。そして慣れてきたら、先生が本で教えてくれた「なぜ?」より「何」をするかを考える、も取り入れてみたいと思います。もしかしたらわたしにはしっくりこないかもしれませんけどね。
さいごに
どうなるかは分かりませんが、しっくりきた本でした。あーなるほどな~と思えることが重要、ということも本に書いてありましたし。
もし「わたしってブレるな」と感じるなら、ぜひ読んでください。おススメします。