メルカリの新サービス「メルカリNOW」が追加されました。
メルカリアプリ内のニュースには、「撮影するだけ、今すぐお金に!」と書いてありますが、具体的にはどういうサービスなのかちょっと分かりづらいですよね。
今回は、メルカリNOWのサービス内容と注意点をお伝えします。
メルカリNOWはこんなサービス
メルカリNOWは、メルカリがブランド品の買取をするサービスです。メルカリはフリマアプリですが、その枠を飛び越えてメルカリがブランド買取もはじめた、というわけです。
通常のブランド買取は、店舗にブランド品を持ち込み査定をしてもらい、その場で現金を受け取る、という流れですよね。また、先に電話査定してから宅配キットが送られてきて、郵送して確認後に入金される、という流れもあります。
ですがメルカリNOWの流れはこうです。
・ブランド品を撮影するとすぐに査定額が表示される
・お金に変えるボタンを押すと即座にメルカリの売上金に入金される
・売上金はすぐにメルカリ内でのお買いものに利用可能
・現金で受け取りたい場合は振り込み申請する
・2週間以内に集荷依頼をして発送する(無料)
買取店舗に行かずにすみ、発送する前にすぐに売上金が手に入るところが、メルカリNOWの最大の特徴です。
メルカリNOWの注意点
現時点では(2017.11.27スタート)まだ見切り発車で、システムが追いついていないところ多数。メルカリの見切り発車はいつものことなので、それを楽しんで受け入れていくしかありません。
ブランド品じゃないと査定されない
ノーブランド品は今のところ買取不可なので、メルカリで普通のメルカリユーザーに販売しましょう。また、ブランド品でもブランド選択に出てこないものは対象外です。
わたしはティファニーのバッグをメルカリNOWで買い取ってもらおうとしましたが、ティファニーはブランドリストにありませんでした。
また、カテゴリーはファッションのみです。
汚れているものは査定に出せない
メルカリNOWは、
「新品・未使用」開封のみで利用していない
「美品」汚れや傷は全くないが利用した
「使用感あり」汚れや傷が少しある
以上の状態のブランド品のみ買取可能です。
汚れていたり、破れ、破壊欠損、使用できないものはメルカリNOWでは買取不可です。ということは、シミや黒ずみもだめでしょうね。これらは普通のメルカリで販売しましょう。
違う内容で登録するとペナルティがある
もしノーブランド品をブランド品としてお金にかえたり、汚れているのにお金に変えたりした場合、売上金は回収され、さらにメルカリの利用制限をされる場合があります。
もし不安に思う商品なら、査定に出さない方がいいでしょう。
また、ブランドやカテゴリーなどの入力した内容と違うブランド品の写真を撮ったり、商品が判別できない写真で取引が完了した場合も、売上金の回収と利用制限されます。
査定後は、メルカリ側で画像認識のほか人での本審査もあります。その際に登録と違う内容がある場合は、同じく売上金の回収と利用制限です。
査定には上限金額がある
1つの商品の査定金額の上限は2万円です。どう考えても2万円を超える価値のブランド品は、メルカリNOWには出さないでください。
メルカリの一日の買い取り上限金額がある
メルカリ側が決めた、メルカリNOWの1日の買取総額は1,000万円。利用は午前中10時スタートで、1,000万円に到達したら締め切られます。
わたしが見たときは10時5分くらいでしたが、10時30分くらいにはすでに終了していました。メルカリが毎日1,000万円分購入していると思うと、本当にすごいですね。
メルカリNOWの集荷は10点まで
メルカリNOWの集荷は縦横高さの合計が160cm以内のダンボールに、最大10個の商品をまとめて送る必要があります。
そして集荷依頼後は、集荷が完了するまで新しい取引ができません。ブランド品がたくさんある方は、10点取引して集荷依頼→集荷が完了してから新しい取引、という流れです。
すでにメルカリで出品している商品はいったん取り下げる
メルカリNOWで査定する商品は、すでにメルカリで出品しているなら取り下げて、新たにメルカリNOWで査定する必要があります。
また、メルカリNOWでは保存している画像は使いまわしできないので、新たに写真を撮って査定してもらいます。
さいごに
査定をした多数の方が「買い取り価格が安すぎる」とSNSなどで言っています。ここがフリマではなく「買取」であるデメリットでしょう。
さらにメルカリが買い取った商品を、メルカリ内で販売を始めたら価格破壊がおきそうですよね。ブランド品中心に利益を上げていた人は、ドキドキだと思います。
またメルカリは社会現象にもなるので、巷のブランド買取店もドキドキでしょうね。
いつまでも売れずに残っているブランド品は、メルカリNOWで査定してさっさと売上金に変えてしまうのも、一種の断捨離。ますますメルカリの幅が広がってうれしいですね。